大腸カメラは事前の準備がとても大事です。
患者さまにご協力いただきながら、準備をしっかりおこなうことで、患者さまにとって「つらくない検査」を目指しています。
大腸カメラ検査では、お腹の中(便)を空にしていただく必要があります。お腹の中に便が残った状態でも大腸カメラ検査はできますが、検査の精度が変わります。大腸の中が空の状態であれば見える小さな病変も、便があると見えなくなってしまうためです。
そのため、大腸カメラ検査の当日は、錠剤と液体の下剤を飲んでいただきます。錠剤は飲んでから1時間くらいで効いてきますが、液体はすぐに便意をもよおし、下痢をします。当院では、この液体の下剤を飲んでいただく、専用の部屋をご用意しています。検査当日にクリニックに来ていただいてから液体の下剤を飲むため、通院途中での便意の不安がありません。ご自宅で下剤を飲むことに不安がある方は、遠慮なくご相談ください。
※下剤を飲むこと自体に不安や抵抗がある方は、経口摂取以外の方法をご提示できる場合がございますので、診察時に医師にご相談ください。
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- 1受付
- 受付にてお渡しした内視鏡検査の同意書と問診票、診察券をお出しください。
※月初めの来院の際は、必ず保険証確認を行います。保険証またはマイナンバーカードのご持参をお願いします。
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- 2お部屋移動
- 専用のお部屋にご案内します。
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- 3前処置(腸管洗浄剤・鎮静剤)
- ※ご自宅での前処置(腸管洗浄剤の服用)を院内専門スペースでおこなっていただくことも可能です。大腸カメラ検査では、検査の精度を上げるため腸内を空にする前処置が大切です。
鎮静剤は、ベッドに横になり投与します。患者さまの緊張が和らぎ、ウトウトした状態で検査をします。
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- 4検査・観察
- 肛門から内視鏡を入れて、大腸の内部を隅々まで観察していきます。検査は20分程度で終了します。
検査中にポリープなどを認めた場合には、その場で切除することもあります。また切除した標本の状態に応じて、組織検査をおこないます。
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- 5休憩
- 鎮静剤の効果がなくなるまで、クリニック内のリカバリールームで休憩していただきます。
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- 6検査結果の説明
- 大腸カメラを担当した医師が、診察室にて結果をご説明します。
※組織検査をおこなった場合は、後日(約3週間後)、外来を受診していただき結果をご説明します。
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- 7お会計・注意事項の説明
- 受付カウンターにてお会計をお願いいたします。その際、検査後の注意事項をご説明します。
必要に応じて次回のご予約もお取りしています。
検査前日・当日の注意点検査前日の食事は夜9時までにお済ませください。喫煙も禁止です。
普段から就寝前に薬を飲んでいる方は、いつもどおりお飲みください。
検査当日は、検査が終わるまで食事が摂れません。服薬もひかえてください。ただし、お水を飲むことは可能です。
鎮静剤を希望される方は、車を運転してのご来院はお避けください。
〈糖尿病のお薬を飲まれている方〉
お薬を飲まないでください。インスリンを注射している方は、検査当日の朝の注射はしないでください。
〈鉄剤・胃薬のお薬を飲まれている方〉
患者様によっては飲んでも問題ない方もいらっしゃいます。医師の事前説明を受けてください。
大腸カメラ検査で発見される消化器疾患・大腸がん
・潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患
・大腸憩室症(大腸の内壁の一部が外側に向かって風船のように飛び出した状態)
・虚血性腸炎(大腸に血液を送る動脈が血流障害を起こし、大腸の粘膜層や内側の層に炎症や潰瘍を起こす。突然の腹痛や下痢、下血がみられる)
・大腸ポリープ
・痔核
大腸は管の形をしており、その一番内側の表面(最も浅い層)は、粘膜でできています。
この粘膜層の一部が、内側に向かってイボのような形になったもののことを「大腸ポリープ」といいます。大腸ポリープは、その構造(組織)により、いくつかの種類に分けられます。
まずは大きく、腫瘍性のポリープとそれ以外(非腫瘍性)のものに分けられます。腫瘍性のポリープはさらに、良性腫瘍(腺腫)と悪性腫瘍(がん)に分けられます。大腸がんは腺腫を経てからがん化するケースと、腺腫を経ずにいきなりがん化するケースがあります。腺腫はそのまま放っておくといずれがん化しますが、まだがん化する前、良性のポリープであるときに切除することで、大腸がんを予防することができます。
下記料金表は医療費3割負担の場合です。
大腸カメラ検査は当日受けることができません。そのため、当日は①、別日に②の医療費をお支払い頂く流れとなります。
大腸カメラ検査②は(1)~(3)のいずれかのパターンとなります。重複はありません。
検査料金 下記料金表は医療費3割負担の場合です。費用に関しては、概算であることをご了承ください。
当院は現金のみでのお支払いです。クレジットカードや電子決済は未対応となりますのでご了承願います。
ご不明な点は受付に問い合わせ下さい。
初診検査費用① | |
術前検査費用 | 約3,000円~ |
大腸カメラ検査② | |
(1)生体検査 ※1なし(検査のみ) | 約7,000円 |
(2)生体検査あり | 約10,000円~19,000円 |
(2)大腸ポリープ切除術 ※2 | 約25,000円~30,000円 |
※1 生体検査…病変の一部を採って顕微鏡で詳しく調べる検査 ※2 大腸ポリープ切除術は切除する箇所により、金額が変動します。 |
クリニック紹介
患者さまの生活に寄り添った医療を提供したい、常に患者さまと共に在りたいという思いを込め、生まれ故郷にほど近い、国分寺駅前に開業いたしました。
開業前は、大学病院などで多くの手術に携わってきました。手術を行うときにはどのような症例も、血圧やコレステロール、腎臓や肝臓などの機能が安定し、全身をコントロールできている状態でなければ手術はできません。
また、一般病院に勤務していたおよそ12年間、内科の患者さまの診療経験があります。
当クリニックは消化器内科に限らず、内科の診療も行っています。ちょっとした体の不調や健康上の不安を感じたら、お気軽にご来院ください。
患者さまお一人おひとりに健やかな日々送っていただけるよう、患者さまの生活に寄り添った医療をご提供します。
受付時間
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8:45 ~ 11:45
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14:45 ~ 17:45
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休診日に関してその他の休診日につきましては当サイトのお知らせに掲載されますので、都度ご確認ください。
お知らせ一覧はこちら
ささいなことでも、
まずは受診、ご相談を。
内科の疾患、消化器の疾患は、発見・治療がとても大切です。特に消化管の中を直接観察できる胃カメラや大腸カメラは、検査を受けることで、今ある症状を和らげ、将来の病気を予防できるかもしれません。少しでも痛みや違和感を感じたら、受診してご相談ください。