苦痛を軽減しながらの胃の内視鏡検査
過去に胃内視鏡検査を受けられ、苦しい思いをされた患者さまの中には、もう二度とやりたくないという気持ちをお持ちの方もたくさんいらっしゃるかと思います。しかし、胃内視鏡の性能は、以前と比べてよくなっていることに加え、内視鏡の太さは細くなり、検査中の違和感やつらさも、軽減できています。気負わず嫌わず、気軽にご来院ください。ご自身の胃の今の状態を知っておくことは、将来的なさまざまな病気のリスクを、減らすことにもつながります。
写真:内視鏡(器機)
検査の流れ
- 1受付
- 2問診
- 3前処置(消泡剤・麻酔・鎮静剤)
- 胃の壁の様子を見やすくするため、液体の薬を飲みます。
〈鼻から検査の場合〉鼻の穴の中に出血しにくくする薬をスプレーし、次に麻酔をします。
〈口から検査の場合〉ベッドに横になり、のどにスプレーの麻酔をします。その後、点滴注射で鎮静剤を投与します。緊張が和らいだウトウトした状態で検査をします。 - 4検査・観察
- 鼻または口からゆっくりと内視鏡を入れて、食道から胃、十二指腸と順に観察していきます。鼻から検査の場合は、会話が可能ですので、検査中に質問をすることもできます。検査は10分程度で終了します。所見に応じてピロリ菌検査や組織検査をおこないます。
- 5休憩
- 検査後は鎮静剤の効果がなくなるまでリカバリールームで休憩をします。
- 6検査結果の説明
- 院長が診察室にて検査画像から結果をご説明します。※組織検査をおこなった場合は、後日(約3週間)外来再診での結果説明となります。
- 7お会計・注意事項の説明
- 受付カウンターにてお会計をお願いいたします。その際、検査後の注意事項をご説明します。
必要に応じて次回のご予約もお取りしています。
胃カメラ検査で発見される消化器疾患
胃カメラは胃炎や胃潰瘍だけではなく、逆流性食道炎などさまざまな病気や異常の発見に有効です。
食道
逆流性食道炎、食道裂孔ヘルニア、食道静脈瘤、食道憩室、食道粘膜下腫瘍、食道異物、食道癌
胃
胃炎、胃潰瘍、胃ポリープ、胃静脈瘤、胃憩室、胃粘膜下腫瘍(GIST)、アニサキス症、胃癌、胃悪性リンパ腫
十二指腸
十二指腸潰瘍、十二指腸癌
検査料金
検査料金 下記料金表は医療費3割負担の場合です。費用に関しては、概算であることをご了承ください。
当院は現金のみでのお支払いです。クレジットカードや電子決済は未対応となりますのでご了承願います。
ご不明な点は受付に問い合わせ下さい。
初診検査費用①
約5,000円
胃カメラ検査②
生体検査*なし | 約6,000円 |
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生体検査あり | 約15,000円 |
- 当日に胃カメラ検査を受ける場合:当日①+②
- 当日は初診検査のみを受け、別日に胃カメラ検査を受ける場合:当日①、別日②
*生体検査……病変の一部を採って、顕微鏡で詳しく調べる検査